「においって何？」

私がワークショップや講座で最初にする質問です。

当たり前ですが精油だけがかおるモノではなく
コーヒーも
セーターも
髪の毛もにおう。
そして日常ではにおいがない場所なんてない。

世界はにおいで満ちていて
そのにおいが良い匂いと感じれば幸せになるし
臭いと感じれば嫌な気持ちになります。

先日スキーに行ったのですが
更衣室と洗面所が地続きになっていて
なんだかにおう。
私はポーチから精油を取り出して
手のひらに数滴垂らして
ささっと手を擦り合わせました。
私とムスメの周りの空気がクリアになり
ほっとして着替えを終えました。

においの正体は生物（植物や動物、微生物）から発せられるにおい物質、
生物由来の化学物質です。

更衣室で私が手のひらに垂らした精油は蒸発して
空気中に広がって臭いにおいの分子を消してくれた、ということになります。
（精油のにおい分子の多くが抗菌作用を持っています。）

ショップなどで手に取ることができる精油たちは
何かしらメリットがあるから昔も今も世界中で利用されています。

年明けの震災のニュースを見て
自分たちが住む場所でもいつ起こるかわからない災害に
備えの１つとして精油を一般的なものにしたいと思いました。
ファッションや娯楽以外の予防としてのアロマセラピー。
今は被災された方に思いを馳せることしかできませんが
いつか起きるであろう地震のときに
1人でも多くの人が精油を活用できるように
アロマセラピーを伝えていこうと強く思っています。

今回の地震で被災された皆様、家族の皆様に心からお見舞い申し上げます。
復旧が進み少しでも安らげる時間が訪れ1日も早く日常が戻ること、切に願っております。